台湾とボールペン
今月11〜13日台湾旅行に行ってきました。
台湾でも文具屋さんをちょっとだけですが見てきました。
台湾の文具屋さんではもちろん台湾製の文具がたくさんありましたが、
日本製の文具が大活躍でお店の3割〜4割ぐらい日本製が占めてたかも。
その台湾では
ボールペンというと
青インクが一般的なんです。
理由は
文化的に白い紙に黒いインクは葬式を連想させることや
コピーは黒が一般的なので原本だとわかりやすいようになど
諸説たくさんあります。
さて台湾の文具屋さんでボールペンが欲しい時、
ボールペンの中国語で何て書いてあるでしょう?
大陸側の中国語ではボールペンは圆珠笔(ユァンジュービー)なのですが、
おやおや?
台湾のボールペンコーナーには「原子筆」とか「鋼珠筆」とか書いてあります。
実は台湾のボールペン、インクによって呼び名が変わります。
「原子筆」は油性のボールペンです。
最近は日本でジェットストリームとかアクロボールのようななめらかな低粘着油性ボールペンがありますが、
ペン自体には「中油筆」「軽油筆」と書いてあったりしますが、だいたい原子筆コーナーにあります。
ちなみに画像の「自動原子筆」とはノック式油性ボールペンという事です。
お店によっては全部「原子筆」コーナーに水性もゲルも置いてる所がありました。
ボールペンといえば「原子筆」という呼び名が台湾では一般的なようです。
「鋼珠筆」はおそらく英語のRollerball penからきてるのでしょう。
油性よりサラサラとした書き心地の”水性”ボールペンです。
ただ水性染料系のゲルボールペンもここに含まれてました。
日本のフリクションボールやエナージェルはこのコーナーにありました。
「中性筆」が水性顔料のゲルボールペンです。
日本ではゲルボールペンとして一色端に置かれてたりしますが
染料の方は書き心地がとてもサラサラしてますが、耐水性、耐光性に弱かったりします。
要は公文書など保存には向かない物が「鋼珠筆」なのです。
そして顔料の方はインクが乾くまでは水に弱いものの、
乾いてしまえば耐水性は強く、耐光性も油性以上で公文書にピッタリなのです。
台湾では現地メーカーのボールペンが6元(日本円で22円)〜16元(59円)ぐらいで売られてました。
結構、軸は中国製や台湾製でもインクが日本製の物が多く
日本の100均のボールペンより安くて書き心地が良かったりします。
お土産にボールペンまとめ買いとかいかがでしょう。
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